News
- 2017年4月4日
- 日本原子力学会 関東・甲越支部において原子力知識・技術の普及貢献賞を受賞しました
- 2016年9月9日
- プロジェクト紹介パンフ(一般向け)を公開しました。
研究コンセプト

当プロジェクトでは、
イオンビームを主なツールとし、それと同じ荷電粒子からなる電子線、電磁波であるガンマ線も併用しながら、
燃料電池、
革新的二次電池をはじめとした新しい電気化学デバイスの開発に貢献する材料研究に取り組んでいます。
最近、電気自動車に続くエコカーと期待される水素燃料電池車が、日本で相次いで発売されました。しかし、現在の固体高分子形燃料電池では、その肝になる触媒に貴金属の王様と呼ばれる白金(プラチナ)を使いますので、まだまだ高価なものです。700万円以上という車体価格が、普及に向けて大きな課題と言われています。
この課題の解決には、「白金の使用量を大幅削減」、「白金を他の物質で代替」 のアプローチがあります。私たちは、
人工的物質変換・創生や
グリーン・ナノテクノロジーを礎とする材料化学の視点に、独自の
イオンビーム技術を組み合わせた
”イオンビーム材料化学” というまったく新しい学問、研究を推進することで、
次世代エネルギー技術の進展に貢献します。